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文献管理法: Home

文献管理ツールについてまとめました。

文献管理ツールとは

レポートや論文を執筆する際、参考にするために探した文献 (図書や論文) 情報を管理できる専用のソフトウェアです。とても便利‥なはずなのに使ってない方も多いのはなぜでしょう。メリット・デメリットを大まかにまとめてみました。

メリット
  • 文献管理ツールに登録しておけば論文情報の一部で検索して正確な論文情報にたどり着ける。
  • 論文の本文(PDF等)も一緒に管理できる。
  • 投稿する学術誌に合わせた引用スタイルを自動で作成できる。
  • クラウドで同期することで自宅でも大学でも同じ環境で作業できる。
  • ツールによってはSNS機能があり研究者同士でつながることができる。
デメリット
  • 習熟に時間がかかる (それぞれ操作性にクセがあり使いこなすのが難しい。やっぱり合わなかった‥となったら入力にかけた労力が無駄に。)
  • 無料版は容量などに制限がかかっていることがある。
  • 個人情報の登録が必要だったり、ブラウザやWordにアドイン (プラグインソフト)のインストールが必要な場合がある。

文献管理ツールのガイド・マニュアル

EndNote (エンドノート)

デスクトップ版は有償ですが、オンライン版(EndNote basic)は無償で利用することができます。


Mendeley (メンデレー)

デスクトップ版、Web版ともに無償で利用することができます。


TogoDoc Suite

生命科学分野の書誌情報と論文(PDFファイル)を検索・管理するためのサービス及びアプリケーション。
利用するためには、DBCLS が提供する「DBCLS OpenID」が必要。


RefWorks

宮崎大学では契約していません。

RefWorks旧バージョンについては2023年6月30日をもって使用できなくなるためアップグレードが必要となるようです。
"As of June 30, 2023, legacy RefWorks will no longer be available. Follow instructions in theUpgrade Guide to upgrade to newest version of RefWorks."

文献管理ソフトに関する情報

以前は文献管理ソフトに関する図書が多数発行されていましたが、ソフトのアップデートに出版ペースが追いつかないためか、図書で発行されることは少なくなりました。現在は提供元のサイトでマニュアルを探したり、動画のチュートリアルなどを確認する方が最新の情報が見つかるようです。

パスファインダー情報

対象: 学生・研究者

公開:2015年1月
※最終更新日はページ末尾に表示

作成者:宮崎大学附属図書館職員

迷ったときの最終手段

文献管理ツールにも流行の波があり、次々と新しい製品が生まれる一方で、提供内容が当初と変わってしまったりサービス自体が廃止されることもあります。文献管理ツールを使いたいと思いながら結局どれを選べばいいのかわからず、最初の一歩を踏み出せないままExcelを使っている、そんな方も多いようです。

実際、大量の論文を扱う研究者でなければ (学生のレポートや卒業論文などの場合は) 文献管理ツールは無理して使わなくても‥という考え方もあります。メリット・デメリットを比較した上で導入を検討してください。

次の図書に「文献管理をExcelで行うメリット」が記載されていますので引用します。

文献管理をExcelで行うメリット

文献情報は種類別に入力しておき、著者名や発表年などの情報を記述する順番を、論文の作法に合わせられるようにする必要があります。この点、Excelは対応できます。文献情報を種類別にセルに入力しておき、関数を使って任意の順番で連結できるからです。Excelはほぼ全てのPCに入っているため、ソフトウェア環境の依存なく文献管理が行える利点もあります。

p.41-44より

(やはりExcel‥Excelは全てを解決する‥)