書誌情報とは文献 (本・雑誌・論文等)を特定するための手がかりとなる情報です。
検索の時にキーワードにできる「タイトル」「著者名」「出版者」「発行年」「ISBN / ISSN」‥などをまとめて「書誌情報」と総称します。
宮崎大学を含む一般的な大学図書館は国立情報学研究所が運営する「目録所在情報サービス(NACSIS-CAT)」からデータをダウンロードして図書館の所蔵情報を検索できるようにしています。逆にNACSIS-CATにデータのない図書や雑誌を持っている (入手した)場合は目録データを作成してNACSIS-CATにアップロードします。大学図書館同士がデータを利用したり追加したりすることで協力して1つのデータベースを維持しています。
宮崎大学で所蔵する図書や雑誌を探したい場合は「宮崎大学附属図書館OPAC」で検索します (研究室所蔵資料や電子ブックのデータはNACCSIS-CATに所蔵を載せていない場合があります)。
全国の大学図書館や研究機関が所蔵する図書や雑誌をまとめて調べたい場合は「CiNii Research」や「CiNii Book」を検索してください。
一般書の場合、近隣の公共図書館にあれば借りられます。県立図書館の「宮崎県内図書館横断検索」や全国の図書館の横断検索サービス「カーリル」で所蔵や貸出状況を調べることができます。
図書や雑誌には書誌情報をまとめて記載している「奥付」というページがあります。
日本ではページの一番最後に書誌情報をのせることが多かったので「奥付」と呼ばれますが、海外の本はページの前の方に書誌情報を載せるのが一般的です (日本の出版社でも奥付を本の前の方に載せているところがあります)。
表紙や裏表紙にはタイトルなど一部の書誌情報しか記載されていませんが、奥付にはほとんどの書誌情報が掲載されています。図書館が目録データを作成するときは奥付の情報を根拠とします。
奥付には版や刷の表示があります。最初に作られた本の内容で出版されたものが第1版、同じ本でも訂正や情報の更新で内容を変更して出版された場合、第2版、第3版と版表示を増やして奥付に表記されます。「刷」は内容を変更せず何回出版したかという意味です。「刷」の回数が多い=よく売れて追加印刷をしたベストセラーということになります。
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